
防火用水槽の中で赤くふくれ上がった死体、ちぢこまり小さくなった囲りの黒焦げ死体
一、炎魔より逃げ場を失いて、ともどもに防火水槽に焼死体の盛花。
二、水槽外の黒いのは、白骨の上に炭が乗っているだけです。
三、小さいのは子供です。50センチくらいでした。
四、 3日目ともなると、焼死体は赤くなり赤鬼の様に見えて、思わず顔をそむけた。
- 絵に描かれた情景の日時:8月8日午前11時すぎ
絵に描かれた場所:爆心地からの距離250m/中島本町(現在の中島町)
作 者:小川紗賀己(被爆当時28歳、絵を描いた時57歳)