資料展「原爆の子―記憶をつないで」を開催
今年、出版60周年を迎える「原爆の子―広島の少年少女のうったえ」に関する資料展を、平成23年2月1日から28日まで当館東館地下1階で開催しました。
  「原爆の子」は、昭和26年(1951年)、長田 新(おさだ あらた)氏(当時・広島大学教授)が企画・編集し、出版されました。 この本は、子どもの原爆体験を伝える最初の手記として広く読まれ、今日に至る平和教育運動の原点となりました。 また、占領下において、原爆被害の実態が広島・長崎以外ではほとんど知られていなかったこと、子どもの率直な被爆体験手記の訴える力が強いことから、 国内外で大きな反響を呼び、多くの外国語に翻訳され、世界にも紹介されました。 さらに、映画や絵本もつくられ、ヒロシマを世界に伝える大きな力となりました。
  今回の資料展では、関連資料15点・パネル17点を展示し、その多彩な展開の軌跡を振り返りました。
資料展のタイトルパネル

(平和記念資料館 啓発担当)

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