被爆体験記朗読事業の開催状況
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館では、当館で収集している被爆体験記を有効に活用するとともに、 被爆体験を継承する新たな方法として、これからの時代を担う子どもたちに対し、朗読により被爆体験を伝えていく取り組みを平成17年3月から実施しています。
  この活動は約90名の朗読ボランティアにより展開しており、 修学旅行などで広島を訪れる児童・生徒を対象とした朗読会、市内及び近郊の学校・公民館等での出前朗読会及び海外からの来館者を対象とした英語による朗読会のほか、 誰でも事前予約なしで自由に参加できる定期朗読会を毎月第3日曜日(1回目11時から、2回目14時30分から、各40分程度)に開催しています。
  朗読会では、まず原爆被害の概要を紹介するビデオを視聴してから、ボランティアによる被爆体験記と原爆詩の朗読を聞き、最後に参加者自らに原爆詩を朗読してもらっています。
  参加者からは、耳で聞き、声に出して読むことで、被爆の実相が臨場感(りんじょうかん)を持って伝わり、被爆者の思いを共有できるとの感想をいただいており、好評を得ています。
修学旅行生への被爆体験記朗読会
  開催回数は、平成22年度には213回、平成23年度には248回と、年々増加しており、また、多くの団体に継続してご利用いただいています。
  また、朗読会を全国で展開するため、朗読会を開催するために必要な、 @原爆被害の概要ビデオ、A朗読する体験記・原爆詩、B朗読マ二ュアル の3点で構成する朗読セットの貸出しも行っています。 朗読セットを使用することで、皆さんの手で、町内会や子ども会など身近なところで朗読会を開催できます。(朗読会の開催及び朗読会セットの貸出しは無料)
被爆体験記朗読セット

(国立広島原爆死没者追悼平和祈念館)

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