平和への思い育む夏のキャンプ
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本財団では、三滝少年自然の家と似島臨海少年自然の家との共催で、小学4年生から中学3年生までを対象に、「こども平和キャンプ」を開催しました。
昨年8月2日から4日にかけて行われたキャンプには、小学生26名、中学生4名、ボランティア6名が参加しました。
始めに全員で原爆死没者慰霊碑への献花を行い、原爆犠牲者の冥福を祈りました。
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その後、ヒロシマピースボランティアの案内で、平和記念公園内の碑めぐりや平和記念資料館の見学を通して被爆の実相や原爆の怖さなどについて学んだほか、
戦時中の食事体験として、一升瓶と棒を使ったお米の精米体験や、
学徒動員中に被爆し亡くなった折免滋君の弁当(再現したもの)を試食しました。
3日間のプログラムの中で特に参加者に好評だったのが、似島臨海少年自然の家での海水プール、バウムクーヘン作りでした。
友達と協力しながら丹念に焼き上げたバウムクーヘンのおいしさと、団結して作る喜びを味わうとともに、
なぜ似島がバウムクーヘン発祥の地となったのか、その歴史についても学びました。
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資料館にてピースボランティアの説明を受ける参加者
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参加者にとって夏の思い出の1ページになるとともに、戦争と平和を考える良い機会になりました。
また、8月6日には、小中学生16名とボランティア3名が、平和への気持ちを胸に平和記念式典に参列しました。
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(平和記念資料館 啓発課) |
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