追悼平和祈念館の入館者が300万人に到達しました
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の入館者数が、平成28年2月2日(火)、300万人に到達しました。 300万人目の入館者になったのは、観光で広島市を訪れた板倉(いたくら)和夫(かずお)さんです。 (かのう)真幹(まさき)館長から記念品として、当館の企画展DVD「原爆の子(平成26年版、平成27年版)」や原爆被害を伝える図録、花束を贈呈しました。 板倉さんは「知人にも被爆者がいる。二度と戦争はしてはいけないということを改めて学びたい」と感想を話されました。
  叶館長は「被爆者が高齢化し、生の証言を聞く機会は減っていく中で、祈念館が果たす役割は高まる。より多くの人に被爆者の思いを継承してもらえるよう、証言の収集や多言語化にこれからも取り組んでいきたい」とコメントを発表しました。
300万人目の入館者となった板倉和夫さん(左)
  追悼平和祈念館の入館者数は、平成14年8月1日の開館以来、13年6カ月で300万人に達したことになります。 平成26年度の入館者数は約253,000人と、年度別では過去最高を記録しました。
  追悼平和祈念館では、「平和祈念・死没者追悼空間」を設けるとともに、原爆死没者のお名前と遺影(写真)の登録及び被爆体験記、被爆証言映像などを収集、公開しています。 また、被爆体験記を活用し、戦争や原爆の恐ろしさ、平和の大切さを語り継ぐことを目的とした被爆体験記朗読会を開催しており、平和学習で広島を訪れる児童・生徒を初め、多くの方々に来館していただいています。
  海外からの来館者も多く、被爆体験記の一部は母国語で読むことができるように、英語や中国語、韓国・朝鮮語など22言語に翻訳しています。 また、英語による被爆体験記朗読会の開催や被爆体験記・被爆証言映像のホームページ掲載など、広く内外に情報発信しています。

(原爆死没者追悼平和祈念館)

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