国際交流・協力の日2015
平成27年11月15日(日)、広島国際会議場、平和大通り緑地帯などを会場に開催されたこのイベントは、今回で16回目を迎えました。
  イベントの開幕を、ゲストや主催者・共催者代表によるテープカットで祝い、広島市や近郊で国際交流・国際協力活動をしている市民団体や企業64団体が、異文化理解や地球環境、多文化共生、日本文化体験など33の多彩な事業を催し、延べ約10,150人が来場しました。
  参加した外国人も日本人も、世界各国の文化に触れる1日となりました。 (主催 本財団/共催 独立行政法人国際協力機構中国国際センター、公益財団法人ひろしま国際センター、広島市)

☆ JICAと広島東洋カープのスリランカ活動報告「それ行けスリランカープ!!」
  広島東洋カープの野村(のむら)謙二郎(けんじろう)前監督をパネリストとしてお迎えし、平成26年7月に野村さんがスリランカを訪問した際に実施した野球教室や交流試合、視察した現地プロジェクトについて話を伺いました。 今もなお内戦の傷跡残るスリランカにおいて野球が果たす役割を考えると、カープが戦後広島の平和と復興のシンボルとして果たしてきた役割と重なるものがあります。 スリランカで野村前監督が見たこと、感じたこと、スポーツを通した国際協力の現場を、現地での映像や写真を使って紹介し、広島だからこそできる世界平和への貢献について、多くの市民が考えを巡らす機会となりました。

☆ SONG for ACTION
  男女ツインボーカルユニット「万貴音(まきね)」の小田(おだ)貴音(たかね)さんと中原(なかはら)万貴(まき)さんが、グローバルに活動する若者への応援ソングとして制作した楽曲、「SONG for ACTION」の初披露と、若者たちとのトークショーを行いました。 広島には国際交流や国際協力活動を頑張っている若者がたくさんいます。 この楽曲は、彼らへの取材やアンケート、インタビューなどを通して書き下ろしたそうです。 また、イベント終了後も、若者の国際的な活動を(いろど)る応援ソングとして活用されるとのことです。

☆ 世界の料理と民芸品バザー
  国際会議場南側の平和大通り緑地帯では、「ひろしま国際村 世界の屋台」と称し、18団体が世界の様々な屋台料理を販売しました。 また、「国際協力バザー」会場も12団体が参加し、各国の民芸品などを販売しました。 それぞれ多くの来場者で(にぎ)わい、これらの売上は参加団体の国際協力活動に役立てられます。

☆ 国際交流・協力活動の紹介
  市民団体や企業など計22団体がブースを設け、それぞれの国際交流・協力活動について紹介しました。 参加者は、写真などの展示を見たり、民族衣装の着付けを体験するなど、楽しいひとときの国際交流の場となりました。
ひろしま国際村 世界の屋台
☆ 外国文化・日本文化の紹介と体験
  外国文化の体験では、ネイティブ・アメリカン・アート体験や中国、バルバドス、アメリカ、カナダに関するクラフト体験、中国結び(中国式組み(ひも))の体験コーナーを催し、日本伝統文化の体験では、毎年外国人に人気の着物の着付けや茶道、いけばな、手描き友禅(ゆうぜん)染めのコーナーを催しました。 外国人も日本人も、各国の文化を直接体験し、それぞれの素晴らしさに触れました。
中国結びの体験コーナー
  このほか、イベント会場をまわってクイズに答えるとプレゼントがもらえるクイズラリーや、大人から子どもまで楽しみながら異文化を体験できる地球ひろば、世界の舞踏を披露する屋外ステージ、外国人のためのVISA無料相談コーナー、広島市内にある日本語教室を紹介するポスターの展示コーナー、世界のコインを寄贈し開発途上国の子どもたちを支援するコーナーなど、各会場は大いに賑わい、参加者は国際交流・国際協力について見識を深めていました。
  また、このイベントには、多くの市民や留学生がボランティアスタッフとして参加し、一緒に盛り上げていただきました。

(国際交流・協力課)

このページのトップへ ▲

〒730-0811 広島県広島市中区中島町1-2
TEL:(082)241-5246 FAX:(082)542-7941
e-mail: p-soumu@pcf.city.hiroshima.jp
Copyright(C) Since April 1, 2004. Hiroshima Peace Culture Foundation