国際交流・協力の日2016
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昨年11月20日(日)、広島国際会議場、平和大通り緑地帯などを会場に開催されたこのイベントは、今回で17回目を迎えました。
広島市や近郊で国際交流や国際協力活動をしている市民団体や企業69団体が、異文化理解や地球環境、多文化共生、日本文化体験など37の多彩な事業を催し、延べ約9500人が来場しました。
参加した外国人も日本人も、世界各国の文化に触れる一日となりました。
(主催―本財団。共催―独立行政法人国際協力機構中国国際センター、公益財団法人ひろしま国際センター、広島市)
トークショー「科学界のインディ・ジョーンズになるまで」
ゲストスピーカーに広島大学大学院生物圏科学研究科の長沼毅教授をお招きし、「科学界のインディ・ジョーンズになるまで」を2時間たっぷり語っていただきました。
世界各地を飛び回っている長沼教授は、辺境と呼ばれる「いきにくい」場所での生物を研究しています。
「いきにくい」とは「行きにくい」と「生きにくい」の2つの意味があるとのことです。
そんな極限環境で暮らしている生物の中にはがん予防研究でも注目されているチューブワームという不思議な生き物もおり、来場者はスクリーンに映し出される写真に興味津々の様子でした。
長沼教授のお話には、チリやチュニジアの砂漠、ウガンダ山頂の氷河からベネズエラの高地にある洞窟、海底火山に南極、北極、そして地球を飛び出し火星や木星の第2衛星「エウロパ」など、次々と様子の異なる辺境の地が出てきました。
国際交流・協力活動の紹介
市民団体等活動紹介コーナーでは16団体が活動の紹介ブースを設け、それぞれの国際交流・協力活動について紹介しました。
このほかにも、会場には公的団体や市民団体、NGO団体、大学生、企業などがブースを設け、参加者は、写真などの展示を見たり、民族衣装を着たり、クイズに参加するなど、楽しく交流しました。
また、青少年や大学生などによる国際交流・協力活動の発表や報告会も行われました。
外国文化・日本文化の紹介と体験
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外国文化の体験では、イギリスの紙花作りや中国の切り絵、中国結び(中国式組み紐)の体験コーナーを催し、日本伝統文化の体験では、着物の着付けや茶道、いけばな、書道、箏の体験コーナーを催しました。
外国人も日本人も、各国の文化を直接体験し、それぞれの素晴らしさに触れました。
世界の料理と民芸品バザー
国際会議場南側の平和大通り緑地帯では、「ひろしま国際村 世界の屋台」と称し、19団体が世界の様々な屋台料理を販売しました。
また、「国際協力バザー」会場も13団体が参加し、各国の民芸品などを販売しました。
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書道体験をするアジアの留学生
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国際協力バザーの様子
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このほか、イベント会場をまわってクイズに答えるとプレゼントがもらえるクイズラリー、大人から子どもまで異文化体験を楽しめる「地球ひろば」、クラフト体験をしながら広島市の姉妹・友好都市について学べるコーナー、世界の舞踏を披露する屋外ステージ、外国人のためのVISA無料相談コーナー、広島市内にある日本語教室を紹介する展示コーナー、世界のコインを寄贈し開発途上国の子どもたちを支援するコーナーなど、各会場は大いに賑わい、参加者は、国際交流や国際協力について、見識を深めていました。
また、このイベントには、多くの市民や留学生がボランティアスタッフとして参加し、一緒に盛り上げていただきました。
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(国際交流・協力課) |
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