和文機関紙「平和文化」No.203, 令和2年3月号

ウェブ会議システムによる海外への被爆体験証言

~被爆の実相を世界に~
 平和記念資料館では、国外にも広く被爆の実相を伝え、核兵器廃絶に向けての国際世論を醸成するため、インターネット回線を利用して被爆体験証言を行う「ウェブ会議システムによる海外への被爆体験証言」を実施しています。
イギリスの小学生に講話する被爆体験証言者の小倉桂子さん

イギリスの小学生に講話する被爆体験証言者の小倉桂子(おぐら けいこ)さん

 今年度は核兵器保有国のアメリカとイギリスを含む4か国に対して、5回実施しました(2月12日現在)。 聴講者からは、「言葉にならないほどの衝撃を受けた」、「核兵器廃絶へ向け、他者を思いやる心を大切にしていきたい」といった感想や思いが寄せられました。 小学生から大人まで、幅広い世代がこの事業を通じて被爆者の思いに共感しています。
 当館は今後も様々な媒体を活用して国内外へ被爆の実相を伝えていきます。
(平和祈念資料館 啓発課)
 
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