広島平和記念資料館は開館から65年が経ちました。
資料館が収蔵する資料は、被爆直後に焼け跡から収集した瓦や石をはじめ、被爆者や親族等から寄贈を受けた資料等で成り立っています。
その数は被爆資料だけでも約2万点にのぼります。
開館以来、こうした資料を基に被爆の実相を伝える姿勢を貫く一方、新たな情報を追加し、さまざまな手法を取り入れながら、資料館は展示内容を変化させてきました。
今回の企画展は、「広島平和記念資料館のあゆみ」第二部として、1960年代までを紹介した第一部「礎を築く―初代館長 長岡省吾
(ながおか しょうご)の足跡」の後の時代、1970年代から現在に至る資料館のあゆみを伝えます。
現在収蔵されている資料がどのような経緯で収集・整理されたのか、また、どのような計画に基づき展示がつくられてきたのか。
その軌跡をたどりながら、資料に向き合う人々の姿を通してその思いに触れ、資料を守り後世に伝え続ける大切さを実感していただければと思います。
(展示構成)
■ 開館以来最初の常設展示更新
■ 新たな収蔵資料と展示の広がり
■ 広島平和記念館との一体化へ
■ 一人ひとりの姿を伝える
【お問い合わせ】
平和記念資料館 学芸課/
TEL(082)241-4004