昨年11月1日(日)、広島国際会議場研修室にて、(独)国際協力機構中国センター(JICA中国)との共催で令和2年度第1回JICAサロン「ガーナってどんな国?~青年海外協力隊が語る派遣国の魅力~」を開催しました。
今回は、2017年から2年間、ガーナ共和国で助産師隊員として活動した河原美代
(かわはら みよ)さんにお話を伺いました。
河原さんはガーナ北部の町にある保健局に赴任し、現地の医療スタッフに新生児蘇生
(そせい)のトレーニングを行うなど、技術指導を中心に活動しました。
また、現地のスタッフで支援チームを作り、河原さんの帰国後もトレーニングを継続できるような仕組み作りにも携わりました。
ガーナや国際協力について、参加者は多くのことを学びました。
会では、河原さんが実際に生活した家などの写真を見ながら、現地での暮らしや人々の様子についてお話を伺いました。
ガーナはキリスト教徒が7割、イスラム教徒が2割弱を占めています。
しかし、宗教間の対立はなく、お互いが尊重しあい平和に暮らしていることが、ガーナの人たちの誇りとなっているそうです。
また、日本から遠く離れたガーナで生活したことで河原さんが新たに得た価値観や考え方についてもお話しいただきました。
会場にはガーナの洋服やアクセサリー、各国の紙幣などが展示され、会の終了後も、参加者はそれらを手に取りながら河原さんから説明を聞くなどし、終始活気に満ちた会となりました。
(国際交流・協力課)