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『JICAサロン「東ティモールってどんな国?〜青年海外協力隊が語る派遣国の魅力〜」』レポート |
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広島国際会議場・国際交流ラウンジは、(独)国際協力機構(JICA中国)との共催で、JICAサロン「ベリーズってどんな国?〜青年海外協力隊が語る派遣国の魅力〜」を開催しました。 |
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開催日時 |
2017年(平成29年)12月17日(日) 14:00〜15:00 |
会 場 |
国際交流ラウンジ(広島国際会議場 1階) |
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JICAサロンでは、JICAの海外ボランティアを経験された
方々に、派遣された国の風土や文化等を紹介し、その国の魅力
について語っていただいています。
H29年度第三回目のJICAサロンは、青年海外協力隊として2015年から2年間、東ティモールでコミュニティ開発に取り組まれた川本隼也さんが、東ティモールのことやご自身の体験談を語ってくだいさました。 |
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東ティモールは、2002年に独立したまだ若い国です。岩手県くらいの大きさで、人口は約118万人です。人口の99%がキリスト教徒です。公用語はテトゥン語とポルトガル語で、そのほかにインドネシア語や英語が使用されています。東ティモールを訪れる観光客はまだ少なく、そのため、今も美しい海など手付かずの自然が豊かに残っています。
東ティモールといえば、当時メディアで頻繁に報道されていたこともあり、独立紛争のイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。しかし、現在政情は安定しており、東ティモールの人々も長年の占領から解放され、決して豊かとは言えないけれど、自分たちの力で自分たちの暮らしができることに喜びを感じていると、川本さんは説明してくださいました。明るい人が多く、川本さんがカメラを向けると、みんないい笑顔で応えてくれたそうです。
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現在、東ティモールで主力の産業といえるのが、人口の4分の1が 携わっているコーヒー産業です。東ティモールの豆の栽培に適した気候 により、品質の高い豆が生産されます。また、まだ機械化が進んでいな
いため、豆の栽培から収穫、精製までのほとんどが手作業で行われてい ます。その手作業による生産工程が逆に、東ティモール産コーヒーの品 質をより高めており、世界からも注目を集めています。川本さんは豆の
生産過程をスライドで説明してから、実際に東ティモール産のコーヒーを参加者に試飲させてくださいました。フルーティーな酸味と苦味のバランスがよく、まろやかで飲みやすいコーヒーでした。
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ほかにも言語、宗教、教育事情や、人々の日常の様子などについて、幅広く語ってくださり、普段あまり耳にする機会が少ない東ティモールのことを深く知ることのできる、貴重な時間となりました。参加された方々も、興味深いお話に熱心に耳を傾けていました。楽しいお話を伺いながらも、世界を知り、学ぶことのできる有意義な会となりました。川本さん、そして参加してくださった皆さま、ありがとうございました。 |
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JICAコーナーのご紹介 |
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JICA広島県デスクとして、JICAの国際協力推進員が
(公財)広島平和文化センター国際交流・協力課に常駐し
ています。国際交流ラウンジには、JICAイベントや青年
およびシニア海外ボランティアの募集案内など、様々な
JICAの情報を発信する「JICAコーナー」があります。
JICAの活動にご興味のある方は、是非国際交流ラウン
ジにご来館ください。 |
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【主催】 |
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公益財団法人広島平和文化センター国際交流・協力課 国際交流ラウンジ
JICA中国
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公益財団法人 広島平和文化センター国際交流・協力課
お便りは internat@pcf.city.hiroshima.jp まで
〒730-0811 広島市中区中島町1番5号 TEL(082)242-8879 FAX(082)242-7452
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