レポート      
 
『JICAサロン「キルギスってどんな国?〜青年海外協力隊が語る派遣国の魅力〜」』レポート
 
 広島国際会議場・国際交流ラウンジは、JICA中国との共催で、JICAサロン「キルギスってどんな国?〜青年海外協力隊が語る派遣国の魅力〜」を開催しました。
 
開催日時  2018年(平成30年)7月22日(日) 14:00〜15:00
会  場  国際交流ラウンジ(広島国際会議場 1階)
 
 JICAサロンでは、JICAの海外ボランティアを経験された
方々に、派遣された国の風土や文化等を紹介し、その国の魅力
について語っていただいています。
 H30年度第1回目のJICAサロンは、青年海外協力隊として2016年から2年間、中央アジアの国キルギ スに赴任した片山美弥さんを講師にお迎えしました。
片山さんは「青少年活動」という職種で、子どもたち に英語や日本語を教えたり、各国のボランティアと一緒 に国際フェスタを開催したり、原爆についてお話しされたりしました。これらの活動を通してのご自身の体験談や、キルギスの魅力について を語ってくだいさました。
 
 中央アジアに位置するキルギスは、1991年に旧ソヴィエト連邦から独立した小国です。主な産業である農業と牧畜のほかには産業が少ないため、中央アジアの国の中では貧しい国とされています。しかし、国土の70パーセント以上が3,000メートルを超える山々と湖に囲まれており、豊かで美しい自然が広がっています。その美しさは「ジブリの世界」とも言われています。日本人には観光地としてはまだあまり馴染みがない国かもしれませんが、ヨーロッパからは多くの観光客が雄大な自然を求めてキルギスを訪れています。
 
 日本と「兄弟説」があるくらい、キルギスは親日国家でもあります。人々の外見も日本人と似ており、多くのキルギス人が日本や日本人に親近感を抱いています。日本語教育も現在ブームとのことです。また、キルギス人はおもてなしの精神が強く、よくお茶に誘われるそうです。キルギスの人と仲良くなる一番の秘訣は、一緒にお茶を飲むことだそうです。

 さらに、片山さんが撮影した動画を見ながら、キルギスの様子を紹介していただきました。市場の様子や2年に一度開催される遊牧民族大会の様子、ノマドゲームと呼ばれる騎馬戦の様子など、普段見る機会の少ないキルギスの風景はとても興味深かったです。また、派遣先の小学校で児童たちがコムズという、キルギスの伝統的な三弦の楽器を演奏する様子も紹介してくださいました。  
 
 キルギスはまだまだ開発途上の国であり、孤児や女性の地位の問題など社会的な課題も多く抱えています。しかし、今回片山さんのお話しを通じて、キルギスの文化や人々の暮らし、そして観光地としての魅力を多分に知ることができました。
 片山さんには楽しいお話しを聞かせていただき、ありがとうございました。また、ご参加くださった皆さまにもお礼申し上げます。  
 
JICAコーナーのご紹介
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が(公財)広島平和文化センター国際交流・協力課に常駐しています。
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 JICAの活動にご興味のある方は、是非国際交流ラウン
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【主催】 
   公益財団法人広島平和文化センター国際交流・協力課 国際交流ラウンジ
 JICA中国
公益財団法人 広島平和文化センター国際交流・協力課
お便りは internat@pcf.city.hiroshima.jp まで
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