そのころの日本


中国やアメリカを相手に戦争が(はげ)しくなっていった。

昭和のはじめごろ、ひどい不景気がつづきました。政治(せいじ)への国民の不満(ふまん)が高まりました。一部の軍人たちは、中国東北部(満州(まんしゅう))の豊富(ほうふ)資源(しげん)を日本のものにすれば、日本国内の問題が解決(かいけつ)できると考えていました。そこで、関東軍(満州にいた一部の日本軍)は強硬(きょうこう)に「満州国(まんしゅうこく)」をつくり、そこを自由に支配(しはい)しようとしました。こうした行いは、中国の人々のいかりを強め、日本の侵略(しんりゃく)抵抗(ていこう)するようになりました。こうして、日本と中国の間に10数年にわたる戦争が起こりました。
また、1941(昭和16)年、日本はハワイの真珠湾(しんじゅわん)奇襲(きしゅう)をかけ、アメリカ・イギリスなどとも戦争をはじめました。この戦争を太平洋戦争といいます。
はじめのころは日本軍が優勢(ゆうせい)でしたが、だんだん、太平洋上の島々や東南アジアで日本は次々と負けるようになり、1944(昭和19)年になると日本上空にアメリカ軍の飛行機が飛んできて爆弾(ばくだん)を落とすことも多くなりました。

●太平洋をとりまく戦争の広がり