![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
![]() |
広島や長崎には今でも放射能が残っているの?
今でも広島や長崎に行くと、人が放射能の影響を受けるの でしょうか。教えてください。
|
![]() |
![]() |
原子爆弾(げんしばくだん)が、それまでの火薬を爆発(ばくはつ)させる爆弾(ばくだん)とちがうのは、爆発(ばくはつ)したときのエネルギーがケタはずれに大きいことと、放射線(ほうしゃせん)を出すことです。原子爆弾によって発生したエネルギーのうち、5%が「初期放射線(しょきほうしゃせん)」となり、10%が「残留放射線(ざんりゅうほうしゃせん)」となりました。 原爆によって発生(はっせい)したエネルギーの内訳(うちわけ) 「初期放射線」は原子爆弾が爆発したときに出ました。これが人の体に大きな被害(ひがい)をもたらしたのです。特に、爆心(ばくしん)地から1キロメートル以内で直接放射線を受けた人は、ほとんど亡(な)くなりました。(くわしくは放射線による被害 を見てね。) そのあとに「残留放射線」(注1)が出ました。放出された「残留放射線」のすべての量を100とすると、爆発後24時間で、約80パーセントが出されました。例えば、爆心地に立っている人が残留放射線を受ける量は、爆発直後とくらべると、その24時間後には千分の一になり、一週間後には百万分の一になったという研究報告(注2)があります。残留放射線は急速に少なくなっていったのです。 現在の広島や長崎にある放射線は、地球上のどこにでもあるごく少ない放射線(自然放射線)とかわりなく、人の体に影響を与えることはありません。 (注1)残留放射線とは
|
|
![]() |