似島(にのしま)にある慰霊碑(いれいひ)について教えてください。

似島のどこに慰霊碑があるのですか。

 

 
  似島は広島湾の中にある小さな島です。広島港からはフェリーで20分ぐらいのところにあります。( yahooの地図で似島のところを見る。

  似島には戦時中、「陸軍検疫所(りくぐんけんえきしょ)」や「馬匹検疫所(ばひつけんえきしょ)」がありました。これは外国の戦場から帰ってくる兵士や馬が日本に伝染病を持ちこまないように消毒などをする施設です。また、陸軍の船のための桟橋(さんばし)弾薬庫(だんやくこ)などの軍隊の施設もつくられていました。

  これらの施設は戦争の終わりごろにはあまり使われていませんでしたが、原子爆弾が落ちた後、爆心地から9㎞も離れていて、原爆による被害が少なかったために、広島からたくさんの被爆者が運びこまれ、ここで手当てをうけました。8月6日から25日までの間に1万人もの人々が運びこまれ、その中の数千人の人が亡くなったと言われています。

  そのため、似島には多くの戦争の遺跡(いせき)慰霊碑(いれいひ)があります。1971(昭和46)年に似島中学校の敷地から、原爆で亡くなった方の遺骨(いこつ)が発見され、その周りの土地を発掘したところ、517体分の遺骨が見つかりました。遺骨は平和記念公園の原爆供養塔におさめられ、翌昭和47年に慰霊碑が建てられました。この慰霊碑は似島の東南側に建っています。

  似島にはまだ多くの原爆で亡くなった方の骨が眠っていると言われています。自然に囲まれた瀬戸内海の小さな島ですが、似島にはいまでも戦争のあとをしのばせる多くの遺跡、慰霊碑があります。機会があったら一度似島をたずねてみませんか。

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