38 原爆ドーム
竣工年月日(広島県物産陳列館)
1915(大正4)年4月5日
建立者  広島県(1953(昭和28)年広島市へ譲渡)

設計者
ヤン・レツル
 (現在のチェコ出身の建築家)
形状
レンガ(一部鉄筋コンクリート)モルタル仕上げ、玄関部分は石造りで地上3階一部5階建て、地下1階のセセッション様式と呼ばれる建築物で曲面を多用しているのが特徴。
特記事項
  1. 広島県物産陳列館
  2. 広島県物産品の販売促進を図る拠点として造られた広島県物産陳列館は、大胆なヨーロッパ風の建物で、県下の物産品の展示・販売のほか、博物館・美術館としての役割も担っていました。その後、広島県立商品陳列所、広島県産業奨励館と改称し、戦争が激しくなった1944(昭和19)年3月には産業奨励館としての業務が廃止され、内務省中国四国土木出張所や広島県地方木材・日本木材広島支社などの統制会社の事務所として使用されていました。
  3. 原爆ドーム
  4. 原爆の投下により、建物は一瞬にして大破し、天井から火を吹いて全焼、中にいた30人余りの人々は全員死亡したと伝えられています。爆風がほとんど真上から働いたため、壁の一部は倒壊を免れ、ドームの鉄枠とともに象徴的な姿をさらしました。そして、その形から、占領が明けた頃には「原爆ドーム」という言葉が広く使われ始めました。
  5. ドームの保存
  6. ドームの保存については、「原爆による惨禍の証人として保存する」という意見と、「危険物であり、被爆の惨事を思い出したくないので取り壊す」という意見が対立しましたが、1966(昭和41)年に永久保存を決定、広く募金を呼びかけ、これまで3度の保存工事が行われました。
  7. 世界遺産への登録
  8. 人類史上最初の原子爆弾による被爆の惨禍を伝える歴史の証人として、また、核兵器廃絶と恒久平和を求める誓いのシンボルとして1996(平成8)年12月「世界遺産条約」に基づきユネスコの世界遺産一覧表に登録されました。


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