広島市は、海外に6ある姉妹・友好都市を市民のみなさんに身近に感じ、友好の持つ意味をより深く理解していただくため、都市ごとに「姉妹・友好都市の日」を設けて記念イベントを開催しています。
各イベントの進行役は公募で選ばれたヒロシマ・メッセンジャーの方が務めました。
大邱(テグ)の日
5月3日(木)から5日(土)まで、ひろしまフラワーフェスティバル会場で「大邱の日」記念イベントを開催しました。
主催―「平成24年度大邱の日実行委員会」
3日(木)にカーネーションステージで記念セレモニーを行い、安東善博
(あんどう よしひろ)実行委員長、松井一實
(まつい かずみ)広島市長、辛亨根
(シン ヒョングン)駐広島大韓民国総領事館総領事の挨拶に続き、呂博東
(ヨ パクトン)大邱日本協会会長が大邱市長メッセージを代読しました。
続いて、韓国歌手の明成姫
(ミョン ソンヒ)さんの歌唱の披露、在日本大韓民国民団青年会広島県本部の皆さんによるサムルノリ(農楽が起源の韓国音楽)の演奏に続き、大邱広域市の啓明
(ケミョン)大学テコンドー部の皆さんによる演武があり、多くの来場者はバラエティに富んだステージに魅了されていました。
また、3日間を通して、「韓国・大邱マダン(ひろば)」を設け、大邱広域市を中心に韓国の文化等を紹介しました。
「大邱広域市・韓国紹介コーナー」では、大邱広域市の物産や観光情報などを広く来場者にPRしました。
毎年人気の「韓服(チマチョゴリ)を着て記念撮影」や「韓国検定」などのコーナーでは、韓国留学生らと来場者が楽しく交流しました。
このほか、毎年好評の韓国の家庭料理の販売コーナーは、多くの家族連れなどで賑わいました。
また、平和記念資料館本館下では、姉妹都市提携を記念して大邱広域市から広島市へ贈呈された「大邱大太鼓」の演奏や、来場の子どもたちによる大太鼓打ち鳴らし体験などを行い、こちらも大いに盛り上がりました。
期間中、これらの会場には、約8,150人の来場者があり、催しは大変盛況のうちに終わりました。
ハノーバーの日
5月27日(日)、広島市留学生会館で「ハノーバーの日」記念イベントを開催しました。
主催―「平成24年度ハノーバーの日実行委員会」
ハノーバーと交流の深い上田宗箇
(うえだ そうこ)流茶道の体験、本場ドイツ製法のソーセージの試食、バウムクーヘンの試食、ドイツ人マイスターによるドイツ菓子作りの実演、ルッチェラーゲ(2つのグラスに異なる酒等を注ぎ、一気に飲み干す。)を行いました。
またホールでは、セレモニーの後、ハノーバー出身の留学生によるハノーバーの街や企業等の紹介を行い、その後「ドイツ音楽コンサート」では、4組のプロの音楽家が、ドイツ関連の音楽を中心に素晴らしい演奏を披露しました。
最後に来場者全員で「野ばら」を合唱し、会場が一体となって終了となりました。
このほか、ハノーバー・ドイツの紹介展示では、広島市とハノーバー市の交流のパネル展示、ハノーバー電車のペーパークラフト体験、ドイツ絵本の紹介・読み聞かせを行い、各コーナーとも大好評でした。
約320人の来場者があり、多彩なプログラムを通し、楽しくハノーバーやドイツへの理解を深めていました。
モントリオールの日
7月8日(日)、広島市留学生会館で記念イベントを開催しました。
主催―平成24年度モントリオールの日実行委員会
まず来場者は、スモークミートやベーグルなどのモントリオールのグルメに舌鼓
(したつづみ)を打ちました。
セレモニーの後、モントリオール出身のラモテ・ギョームさんがモントリオール市の紹介を、同市出身のエステル・エベールさんが、自身の撮影したドキュメンタリー作品の紹介を行いました。
記念コンサートでは、国際的ジャズフェスティバルで有名なモントリオールにちなみ、ジャズコンサートを行いました。
広島市在住の岸本優子
(きしもと ゆうこ)さん、トム・サザトンさん、石井聡至
(いしい さとし)さんのトリオが、「A列車で行こう」やジャズ風にアレンジした「荒城の月」等を披露し、会場は大いに盛り上がりました。
イベントの最後には、メープルシロップや、スモークミートなどの特産品が当たるお楽しみ抽選会を行いました。
このほか、カナダ特産品の展示や、モントリオール出身の作家フレデリック・バックの紹介等を行いました。
約320人の来場者は、楽しみながらモントリオールやカナダへの理解を深めていました。