平成14年度から広島市と本財団は、平和の推進に取り組む人材育成のため、「中・高校生ピースクラブ」を開催しています。 平成24年度は34人が参加し、被爆の実相を学び、長崎市の青少年との交流や他の自治体の中・高校生との平和学習会などを通じて平和の大切さを発信してきました。
　平成24年度の活動のまとめとして、多くの人に原爆・平和に関心を持ってもらうため、被爆ピアノコンサートを企画し、1月27日（日）広島駅南口地下広場で開催しました。
　出演者は、ピースクラブの参加者が声をかけて、コンサートの趣旨に賛同してくれた学校のクラブ仲間や友だちで、日頃の練習の成果を発表しました。 また、チラシ、プログラム等も全てピースクラブ参加者が手作りし、コンサート当日まで心を込めて準備しました。 寒い時期にも関わらず、会場には300人もの来場があり、広島市役所合唱団がゲスト出演して、会場を更に盛り上げてくださいました。
　来場者へのアンケートでは「自分と同年代なのにこんなにも深く平和について考えていることに感動した」「心のこもったプログラムなど、平和のメッセージを感じ、感動した」などの温かいメッセージをいただきました。
　ピースクラブの参加者からは「自分たちの力でコンサートが開催できて、自信がついた。もっといろいろな活動をして、たくさんの人に被爆の実相と平和の大切さを伝えていきたい」などの感想が寄せられ、平和活動への意欲は大いに高まりました。