「収蔵資料の紹介」コーナー
今回のテーマは、後障害 ―今も続く被爆者の苦しみ―
■ 展示期間 平成25年4月12日(金)~10月2日(水)
■ 展示資料 実物資料6点、その他新聞記事などの関連資料
「収蔵資料の紹介」コーナーでは、平和記念資料館で収蔵している約21,000点の資料の中から、テーマを定め、数点ずつを展示しています。
1945年(昭和20年)8月6日、一発の原子爆弾により、一瞬にして多くの命が奪われました。
さらに、救援や捜索
(そうさく)のために爆発後市内に入った人の中にも、しばらくして亡くなる人が大勢いました。
また、かろうじて生き残った人も、心と体に大きな痛手を受け、今も苦しんでいます。
原子爆弾による放射線は長期にわたって、さまざまな障害を引き起こし、今なお被爆者を脅
(おびや)かし続けているのです。
楮山ヒロ子(かじやま ひろこ)さん(被爆時1歳、享年16歳)
楮山ヒロ子(かじやま ひろこ)さん(被爆時1歳、享年16歳)の日記より
モモの所に段々花のように紫色をして、点々として、あとがある。
自分の顔色が青かった。
それはこのごろになって目立ってきた。
自分に死が来るようなきがした。
(平和記念資料館 学芸課)