和文機関紙「平和文化」No.183, 平成25年7月号
「収蔵資料の紹介」コーナー

今回のテーマは、後障害 ―今も続く被爆者の苦しみ―

■ 展示期間 平成25年4月12日(金)~10月2日(水)
■ 展示資料 実物資料6点、その他新聞記事などの関連資料
 「収蔵資料の紹介」コーナーでは、平和記念資料館で収蔵している約21,000点の資料の中から、テーマを定め、数点ずつを展示しています。
 1945年(昭和20年)8月6日、一発の原子爆弾により、一瞬にして多くの命が奪われました。 さらに、救援や捜索(そうさく)のために爆発後市内に入った人の中にも、しばらくして亡くなる人が大勢いました。 また、かろうじて生き残った人も、心と体に大きな痛手を受け、今も苦しんでいます。
 原子爆弾による放射線は長期にわたって、さまざまな障害を引き起こし、今なお被爆者を脅(おびや)かし続けているのです。
楮山ヒロ子さん

楮山ヒロ子(かじやま ひろこ)さん(被爆時1歳、享年16歳)

楮山ヒロ子さんの日記

楮山ヒロ子さんの日記

楮山ヒロ子(かじやま ひろこ)さん(被爆時1歳、享年16歳)の日記より
モモの所に段々花のように紫色をして、点々として、あとがある。 自分の顔色が青かった。 それはこのごろになって目立ってきた。 自分に死が来るようなきがした。

(平和記念資料館 学芸課)

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