市民が描いた原爆の絵
「ピカに()った人々」
昭和49年(1978年)、NHK広島放送局の呼び掛けで、市民から2,225点の絵が寄せられ、後に平和記念資料館に寄贈されました。 平成14年(2002年)には、当資料館、NHK広島放送局及び中国新聞社が募集し、1,338点が寄せられました。 その後も「原爆の絵」は描かれ続けています。 当館では、それらの中から毎年テーマを定め、作品を展示しています。
  今回は、原爆という大災禍(だいさいか)の中を生きるさまざまな人々をテーマに、34点の絵を展示しています。
  原子爆弾は一瞬のうちに街を壊滅させ、老若男女の区別なく多くの命を奪いました。 かろうじて生き残った人々も多くが傷つき、家や家族を失い、避難場所を求めてさまよい、苦難に満ちた日々を生きなければなりませんでした。 これらの絵からは、死の危機に直面した人々の苦しみや悲しみ、日常を一変させた原爆の非人道性とともに、被爆後の世界を生き抜いてきた被爆者からのメッセージが伝わってきます。 絵を通して、原爆被害の実相に接していただければと思います。
作者 高原(たかはら) 良雄(よしお)さん

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