和文機関紙「平和文化」No.184, 平成25年12月号

岩手県盛岡市と新潟県長岡市で原爆展を開催

 本財団では、原爆被害の実相を伝え、核兵器廃絶への機運を高めるため、平成8年度から国内主要都市で原爆展を開催しています。 本年度は次の2都市で開催し、両市合わせて約4,200人の方が来場されました。
【盛岡(もりおか)市】
 期間:8月2日(木) ~ 6日(火) (6日間)
 場所:いわて県民情報交流センター アイーナ
【長岡(ながおか)市】
 期間:8月10日(土) ~ 14日(水) (5日間)
 場所:シティーホールプラザ アオーレ長岡
会場の様子(於長岡市)

会場の様子(於長岡市)

 展示会場では、被爆の実相や核兵器の現状を伝える写真パネルや被爆資料の展示のほか、市民が描いた原爆の絵の展示等を行いました。 両市とも子連れで来場された方が多く、親子揃って真剣なまなざしで展示物を見る姿が見受けられました。
 また、盛岡市では新井俊一郎(あらい しゅんいちろう)さんが、長岡市では笠岡貞江(かさおか さだえ)さんが被爆体験証言を行いました。 両市とも、たくさんの市民が来場され、被爆体験証言者の言葉に熱心に耳を傾けていました。
 来場者からは、「これからもけっして忘れてはいけないことだと感じました」、「核兵器というものの恐ろしさを改めて実感しました」などの感想が寄せられました。

(平和記念資料館 啓発課)

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