夏休みの貴重な体験
こども平和キャンプ
本財団では今年も、夏休み期間中の8月2日から4日までの2泊3日で、小・中学生向けの平和キャンプを開催しました。
  このキャンプは広島市三滝(みたき)少年自然の家と広島市似島(にのしま)臨海少年自然の家との共催で、対象は小学4年生から中学3年生までです。 今年は小学生35人、中学生10人、18歳以上のボランティア10人の計55人が参加しました。
  初日、参加者はまず平和記念公園の慰霊碑などを巡り、その後、広島平和記念資料館を見学しました。 案内は資料館に登録されたヒロシマ ピース ボランティアのみなさんが担当し、被爆の実相をわかりやすく解説していただきました。
  お昼ご飯は、学徒動員で亡くなった折免(おりめん)(しげる)君の弁当を再現したものでした。 参加者は薄味のごはんやおかずに戸惑い、戦時中の貧しさの一端に触れることができました。
  夜は、三滝少年自然の家のスタッフによる楽しくも(おごそ)かなピースキャンドルの集いで心を一つにしました。
  2日目と3日目は似島臨海少年自然の家に移動し、遺構めぐりで再び戦争の爪痕(つめあと)に触れました。 参加者は、現在の穏やかな風景からは想像できない戦時中の似島の惨状が信じられない様子でした。 その後、海水プールやバウムクーヘン作りで楽しい思い出を作りました。
  参加者は、家庭や学校ではできない貴重な3日間の体験を通して平和の大切さを学ぶとともに、学校・学年を越えて協力することで仲間の大切さに気づきました。
ボランティアから修了証を手渡される参加者
  8月6日は、大雨にもかかわらず、参加者のうち小中学生29人、ボランティア5人が平和記念式典に参列し、平和への誓いを新たにしました。

(平和記念資料館 啓発課)

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