和文機関紙「平和文化」No.187, 平成26年12月号
「姉妹・友好都市の日」記念イベント

姉妹・友好都市を市民に紹介

―モントリオールの日、ボルゴグラードの日―
 広島市は、海外に6つある姉妹・友好都市を市民のみなさんに身近に感じ、友好の持つ意味をより深く理解していただくため、都市ごとに「姉妹・友好都市の日」を設けています。 それを記念してイベントを開催しました。 各イベントの司会・進行役は、公募により選ばれたヒロシマ・メッセンジャーが務めました。
モントリオールの日
 7月6日(日)、広島市留学生会館で、記念イベントを開催しました。 主催―平成26年度モントリオールの日実行委員会
 まず来場者は、スモークドミートやメープル紅茶などのモントリオールのグルメに舌鼓(したつづみ)を打ちました。 セレモニーの後、ヒロシマ・メッセンジャーの田澤卓哉(たざわ たくや)さんと石井良依(いしい よしえ)さんが、モントリオール市の人口や言語、民族的ルーツなどの概要や、街の道路・建物をペイントするなど芸術的な様々なイベントについて、写真と合わせて紹介し、モントリオール市の魅力を伝えました。
記念コンサートの様子

記念コンサートの様子

 記念コンサートでは、国際的ジャズ・フェスティバルで有名なモントリオールにちなみ、ジャズコンサートを行いました。 カナダ・トロント出身のトランペット奏者アンドリュー・マカンシュさんと、広島在住のピアニスト岸本優子(きしもと ゆうこ)さんとのコラボによる生演奏に、会場は酔いしれました。
 イベントの最後には、メープルシロップなどの特産品が当たるお楽しみ抽選会を行いました。
 この他、カナダ特産品の展示や、シルク・ドゥ・ソレイユの紹介展示などを行いました。
 約250人の来場者は、食や芸術文化を楽しみながらモントリオールやカナダへの理解を深めていました。
ボルゴグラードの日
 9月14日(日)、広島市留学生会館で記念イベントを開催しました。 主催―平成26年度ボルゴグラードの日実行委員会
 今年は、広島のロシアンレストラン ペチカの協力によりボルシチの試食を行いました。 ロシア料理とグルジアワインなどを味わい、ピアニストの田中香月(たなか かづき)さんの生演奏を聞きながら楽しみました。
 ホールでのセレモニーの前に8月20日の豪雨災害による死亡者に黙とうをささげた後、黑川(くろかわ)実行委員長、及川(おいかわ)広島市市民局長が挨拶し、ボルゴグラード市からロマン・グレベンニコフ市長の挨拶をメッセンジャーのアンドレイ・カルギンさんが代読しました。 在大阪ロシア連邦総領事館総領事のナイリ・ラチーポフさんからも挨拶がありました。
 その後、ロシア音楽コンサートを二部構成で行いました。 一部では、田中香月さんのピアノ、広島合唱団の合唱により、さまざまなロシアの楽曲を会場の参加者と合唱しました。 特に、広島合唱団のメンバーが踊りながら歌うと、会場の全員も歌って楽しみました。
フルートとピアノの二重奏

フルートとピアノの二重奏

 また、ヒロシマ・メッセンジャーのアンドレイ・カルギンさんと岩木絵里奈(いわき えりな)さんが、ロシアのクイズを出して正解者に記念品を渡し、盛り上がりました。
 二部では、峠聡美(たお さとみ)さんのピアノと西本由香里(にしもと ゆかり)さんのフルートの二重奏によるロシア民謡などの演奏を楽しみ、最後に「ともしび」を参加者全員で歌いました。
 このほか、会場内にはロシア・ボルゴグラード市の紹介展示コーナーもあり、ロシアの民芸品、ボルゴグラード市の風景、交流の様子の写真やボルゴグラード市から贈られた記念品などを展示しました。
 当日は230人もの来場者が訪れ、姉妹都市交流の輪を広げました。

(国際交流・協力課)

公益財団法人 広島平和文化センター
〒730-0811 広島市中区中島町1番2号
 TEL (082) 241-5246 
Copyright © Since April 1, 2004, Hiroshima Peace Culture Foundation. All rights reserved.