和文機関紙「平和文化」No.188, 平成27年3月号
平和記念資料館公開講座

「被爆体験証言者交流の集い」研修会を開催

 本財団が事務局を務める「被爆体験証言者交流の集い」では、被爆体験証言活動を行っている方だけではなく、広く市民の皆様に、平和について学ぶ機会を提供するため、年2回、公開講座を開催しています。
 平成26年度は第1回を1月10日(土)に、第2回を1月31日(土)に広島国際会議場コスモスで開催しました。
第1回講座「マーシャル諸島 終わりなき核被害を生きる ― 被爆地ヒロシマと結んで」
講師 竹峰誠一郎(たけみね せいいちろう)・明星(めいせい)大学常勤准教授
マーシャル諸島の核被害を説明する竹峰誠一郎・明星大学常勤准教授(第1回講座)

マーシャル諸島の核被害を説明する竹峰誠一郎・明星大学 常勤准教授(第1回講座)

 1954年3月1日に米国が行ったビキニ環礁での水爆実験により被曝したマーシャル諸島の核被害について講演していただきました。 現地に通い、人々と交友関係を築きながら研究を進めてこられた講師の豊富な知識に基づく講演に、参加者は熱心に聴き入っていました。
 参加者からは、「知らないことばかりで大変驚いた」「原爆を広島以外の地点から知ることができたことが大きい」などの声が寄せられました。
第2回講座「核兵器なんか早く無くして 平和を育もう!」
講師 小溝泰義(こみぞ やすよし)・(公財)広島平和文化センター 理事長
 本財団理事長が講師となり、核兵器開発と軍縮の歴史、核兵器の軍縮・廃絶に向けた最近の国際社会の動向、平和首長会議の役割と活動、広島の果たすべき役割等について講演を行いました。
 参加者からは、「現代の核兵器の廃絶の歩みが非常によくわかった」「大変熱心に話をされ心に残った」などの感想が多く寄せられました。

(平和記念資料館 啓発課)

公益財団法人 広島平和文化センター
〒730-0811 広島市中区中島町1番2号
 TEL (082) 241-5246 
Copyright © Since April 1, 2004, Hiroshima Peace Culture Foundation. All rights reserved.