平和文化 No.190_17 国内５都市で原爆展を開催しました

国内５都市で原爆展を開催しました

広島平和記念資料館では、原爆被害の実相を伝え、核兵器廃絶に向けた国内世論を醸成するため、平成８年度から国内各地の都市と原爆展を共催しています。
　　本年度は秋田県秋田市、新潟県の上越(じょうえつ)市、新発田(しばた)市、鹿児島県鹿児島市、愛媛県松山市の５都市で開催し、５都市合わせて、１４,８００人以上の来場者がありました。
　　各展示会場では、被爆の実相や核兵器の現状を伝える写真パネルや被爆資料のほか、市民が描いた原爆の絵の展示等を行いました。また、秋田市では川本(かわもと)省三(しょうそう)さんが、上越市では寺本(てらもと)貴司(たかし)さんが、新発田市では瀬越(せごし)睦彦(むつひこ)さんが、鹿児島市では笠岡(かさおか)貞江(さだえ)さんが、松山市では白石(しらいし)多美子(たみこ)さんがそれぞれ被爆体験講話を行いました。どの都市でも多くの人々が来場し、被爆体験証言者の言葉に熱心に耳を傾けていました。
　　来場者からは、「これからの子ども達への強い思いを感じました」（秋田市）や「広島に行く機会がないので、原爆展を見たことは貴重な経験になった。信じられない写真ばかりだったが、日本人として知らなくてはいけない」（上越市）、などの感想が寄せられました。

実施の概要
【秋田市】
　期間：７月４日（金）～７月１２日（日）（９日間）
　場所：秋田市にぎわい交流館ＡＵ(あう)
　来場者数：２,９７８人
【上越市】
　期間：７月１７日（金）～２５日（土）（９日間）
　場所：小川(おがわ)未明(みめい)文学館
　来場者数：２,８７２人
【新発田市】
　期間：７月２８日（火）～８月２日（日）（６日間）
　場所：新発田市生涯学習センター
　来場者数：１,３３６人
【鹿児島市】
　期間：８月７日（金）～８月１２日（水）（６日間）
　場所：鹿児島市中央公民館
　来場者数：２,５９１人

被爆体験講話の様子（秋田市）

【松山市】
　期間：１０月１５日（木）～１０月２２日（木）（７日間）
　場所：松山市総合コミュニティセンター
　来場者数：５,１０４人

（平和記念資料館　啓発課）

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