広島平和記念資料館では、原爆被害の実相を伝え、核兵器廃絶に向けた国内世論を醸成するため、平成８年度から国内各地の都市と原爆展を共催しています。
　本年度は秋田県秋田市、新潟県の上越（じょうえつ）市、新発田（しばた）市、鹿児島県鹿児島市、愛媛県松山市の５都市で開催し、５都市合わせて、１４,８００人以上の来場者がありました。
　各展示会場では、被爆の実相や核兵器の現状を伝える写真パネルや被爆資料のほか、市民が描いた原爆の絵の展示等を行いました。 また、秋田市では川本省三（かわもと しょうそう）さんが、上越市では寺本貴司（てらもと たかし）さんが、新発田市では瀬越睦彦（せごし むつひこ）さんが、鹿児島市では笠岡貞江（かさおか さだえ）さんが、松山市では白石多美子（しらいし たみこ）さんがそれぞれ被爆体験講話を行いました。 どの都市でも多くの人々が来場し、被爆体験証言者の言葉に熱心に耳を傾けていました。
　来場者からは、「これからの子ども達への強い思いを感じました」（秋田市）や「広島に行く機会がないので、原爆展を見たことは貴重な経験になった。信じられない写真ばかりだったが、日本人として知らなくてはいけない」（上越市）、などの感想が寄せられました。 期間 ： 7月4日（金）～7月12日（日）（9日間）
場所 ： 秋田市にぎわい交流館ＡＵ（あう）
来場者数 ： 2,978人 期間 ： 7月17日（金）～25日（土）（9日間）
場所 ： 小川未明（おがわ みめい）文学館
来場者数 ： 2,872人 期間 ： 7月28日（火）～8月2日（日）（6日間）
場所 ： 新発田市生涯学習センター
来場者数 ： 1,336人 期間 ： 8月7日（金）～8月12日（水）（6日間）
場所 ： 鹿児島市中央公民館
来場者数 ： 2,591人 期間 ： 10月15日（木）～10月22日（木）（7日間）
場所 ： 松山市総合コミュニティセンター
来場者数 ： 5,104人