９月２７日、（独）国際協力機構（ＪＩＣＡ）中国との共催で、ＪＩＣＡサロン「余熱の会　南米チリ」を、国際交流ラウンジにて開催しました。
　初開催となる今回は、ＪＩＣＡシニア海外ボランティアとして２年間チリに滞在した経験を持つ佐藤哲夫（さとう てつお）さんを講師に迎え、派遣国チリの魅力や海外ボランティアの実際について、お話しいただきました。
　チリの国内事情や、配属先での仕事、滞在中の生活、現地の人との交流、休暇で訪れたパタゴニアのことなど、写真や資料を使い、ときにユーモアを交えながら幅広く語っていただきました。 また、武道や日本料理といった日本文化がチリでも人気があること、現地で日本語を学ぶ人たちとの出会いについてもお話しいただきました。 参加者も、普段はなかなか聞くことができない貴重な体験談に熱心に耳を傾けていました。
　続く質疑応答では、チリの生活や言葉の習得、海外ボランティア参加の心構えについてなど、参加者から多くの質問や意見が寄せられ、理解と関心が一層深まるひとときとなりました。
　佐藤さんがチリから持ち帰った「余熱の風」は、再び熱い風となって参加者に届けられ、会は盛況の内に幕を閉じました。