和文機関紙「平和文化」No.191, 平成28年3月号

講演会「ヒロシマの木を知ろう」を開催しました

 本財団が事務局を務める「被爆体験証言者交流の集い」では、広く市民の皆様に平和について学ぶ機会を提供するため、年2回、講演会を開催しています。
 平成27年度第1回は、樹木医(じゅもくい)の堀口力(ほりぐち ちから)さんを講師に迎え、「ヒロシマの木を知ろう」をテーマに開催しました。 堀口さんは、30年以上にわたり、市内に残る56か所、約170本の被爆樹木の保存に関わっています。
被爆樹木について説明する樹木医の堀口さん
被爆樹木について説明する樹木医の堀口さん
 講演は、広島の都市緑化の歴史や被爆樹木の苗を国内外に届ける運動、被爆樹木の生態等について紹介する内容で、参加者は、樹木医の視点で長年被爆樹木を研究してきた堀口さんからしか聴くことができない貴重な講演を熱心に聴いていました。
 終了後、「被爆樹木が被爆の実相を語ってくれることに気づき、被爆樹木を大切にしたいと思った」などの感想が寄せられました。

(平和記念資料館 啓発課)

公益財団法人 広島平和文化センター
〒730-0811 広島市中区中島町1番2号
 TEL (082) 241-5246 
Copyright © Since April 1, 2004, Hiroshima Peace Culture Foundation. All rights reserved.