和文機関紙「平和文化」No.198, 平成30年7月号

講演会「核兵器禁止条約~私たちができること」を開催しました

 本財団では、被爆体験継承活動を行う様々な団体と協力して、「被爆体験証言者交流の集い」を運営しています。
 この「集い」では毎年講演会を開催しており、平成29年度は2月17日(土)に、ピースボート共同代表でICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)国際運営委員の川崎哲(かわさき あきら)さんに、「核兵器禁止条約~私たちができること」というテーマで講演していただきました。
川崎さんの講演の様子
川崎さんの講演の様子
 講演会では核兵器禁止条約のポイントや早期発効に向けての課題などをお話しいただきました。
 「私たちにできることは何か?」について、例えば平和記念公園を訪れた外国人に「あなたの国の署名・批准はどうなっているの?」と問いかけ、帰国後に話題にしてもらう、ソーシャルメディアを積極的に活用して情報発信する、あるいは武器等製造企業と取引のある銀行の預金を他行に預け替えるなど、一人ひとりができそうな取組を教えていただきました。
 平和記念資料館のメモリアルホールに集まった250人の聴講者は、川崎さんのわかりやすい口調に頷(うなず)きながら熱心に聴き入っていました。

(平和記念資料館 啓発課)

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