国際フェスタ2018
〜ひらこう世界のとびら であおう世界のなかま〜
 平成30年11月18日(日)、広島国際会議場、平和大通り緑地帯などを会場に開催されたこのイベントは、19回目を迎えました。
 広島市や近郊で国際交流・協力活動をしている市民団体や企業70団体が、異文化理解や地球環境、多文化共生、日本文化体験など38の多彩な事業を催し、延べ約12,800人が来場しました。 (主催―本財団。共催―独立行政法人国際協力機構中国センター、公益財団法人ひろしま国際センター、広島市)
 オープニングセレモニーでは、安田女子大学文学部書道学科の学生による書道パフォーマンスが披露されました。 今回設けられた国際フェスタのキャッチコピー「ひらこう世界のとびら」を力強く書き上げ、完成した作品に来場者から大きな拍手が起こりました。
書道パフォーマンス
トークショー「セルジオ越後さんが語る、ブラジル日系人のこと、サッカーのこと」
 ゲストスピーカーに、辛口でありながらユーモアのあるサッカー評論家、セルジオ越後(えちご)さんをお招きし、ブラジル日系社会のことや、日本とブラジルの文化や暮らしの違い、スポーツを通じた国際交流などについて語っていただきました。
 来場者は、セルジオさんのユーモアあふれるトークに時折笑い声を上げながら、普段聞けない話に耳を傾け、最後まで聞き入っていました。 来場者からは、「スポーツを通した文化交流、国際貢献の重要性や、ブラジル文化についても知ることができた」、「セルジオさんの日本への深い愛情を感じた」といった感想が寄せられました。

国際交流・協力活動の紹介
 市民団体等活動紹介コーナーでは21団体が活動の紹介ブースを設け、それぞれの国際交流・協力活動について紹介しました。 市民団体のほかにも、公的団体、NGO団体、大学生、企業などがブースを設け、来場者は支援相手国の現況を聞いたり、民族衣装の試着や人力での水()み体験をするなど、楽しく交流しました。 また、青少年や大学生などによる国際交流・協力活動の発表や報告会、外国語のおはなし会も行われました。

外国文化・日本文化の紹介と体験
 外国文化の体験では、スコットランドに伝わるキルトのデザイン作り、ケルト結び体験、中国の切り絵体験、中国結び(中国式組み(ひも))体験のコーナーを催し、日本伝統文化の体験では、着物の着付け、茶道、いけばな、書道などのコーナーを催しました。 外国人も日本人も、各国に伝わる文化を興味深く体験していました。

世界の料理と民芸品バザー
 国際会議場南側の平和大通り緑地帯では、「ひろしま国際村 世界の屋台」と称し、18団体が世界の様々な料理を販売しました。 また、「国際協力バザー」会場には12団体が参加し、各国の民芸品などを販売しました。
 このほか、広島市の姉妹都市ハノーバー市が推進する、世界の50都市のアスファルトに残る軌跡を記録した写真展「50の都市−50の軌跡」、留学生の発表会、大人から子どもまで異文化体験を楽しめる地球ひろば、クラフト体験をしながら広島市の姉妹・友好都市について学べるコーナー、世界の舞踏や音楽を披露する屋外ステージ、世界のコインを寄贈し開発途上国の子どもたちを支援するコーナー、イベント会場を回ってクイズに答えるとプレゼントがもらえるクイズラリーなどがあり、各会場は大いに(にぎ)わい、参加者は国際交流・協力について理解を深めていました。
 また、このイベントには、多くの市民や留学生が
屋外ステージ
ボランティアスタッフとして参加し、一緒に盛り上げていただきました。
 参加した外国人も日本人も、世界各国の文化に触れる1日となりました。

(国際交流・協力課)

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