和文機関紙「平和文化」No.204, 令和2年7月号
被爆資料、原爆死没者のお名前・遺影(写真)、被爆体験記を募集

被爆体験の継承にご協力を

 皆さんのお手元に、被爆を伝える資料はありませんか。 広島平和記念資料館では原爆被害の実相を伝えるため、被爆した身の回りの品々や衣類、被爆前後の広島を伝える写真等を収集・保管していますが、戦後75年が経過し、遺品や資料にまつわる詳しい情報の収集が次第に難しくなってきています。
 ご家庭に被爆された方のご遺品や原爆被害が伝わる資料をお持ちでしたら、ぜひ資料館にご寄贈ください。 ご寄贈いただいた資料は資料館で大切に保管し、原爆の悲惨さを伝えるために活用いたします。
 
 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館では、原爆死没者のお名前と遺影(写真)、被爆体験記を収集・公開し、被爆者の「こころとことば」によって、原爆被害の実相を伝え、平和を訴えています。
祈念館の体験記閲覧室

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の体験記閲覧室

 広島市原爆死没者名簿に搭載された方々の数が令和元年8月6日現在で31万9,186人であるのに対し、祈念館に原爆死没者のお名前と遺影(写真)をお寄せいただいている数は、今年3月末現在で、2万3,789人にとどまっています。
 また、現在約14万7千編を収蔵する被爆体験記は、ご本人が自身について執筆されたもののみならず、被爆体験に関する手記・日記・書簡、被爆者の遺族・友人が書かれた追悼記なども含みます。
 お寄せいただいたお名前と遺影(写真)、被爆体験記等は永久保存するとともに、祈念館で公開し、後世に伝えさせていただきます。
 原爆で多くの人が亡くなった事実を伝えるため、ぜひご協力をお願いいたします。
【お問い合わせ】
■ 被爆資料について―広島平和記念資料館 学芸課
 TEL(082)241-4004
■ お名前・遺影、体験記について―国立広島原爆死没者追悼平和祈念館
 TEL(082)543-6271
 
公益財団法人 広島平和文化センター
〒730-0811 広島市中区中島町1番2号
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