1945年(昭和20年)8月6日、広島に原子爆弾が投下されました。
多くの人々が生活していた街は一瞬にして地獄と化し、無数の人がもだえ苦しみながら亡くなりました。
どこでどう亡くなったのか、それすら分からない人も数知れません。
遺された人々は帰らぬ家族を捜して焼け野原をさまよい、いつまでもいつまでもその帰りを待ち続けました。
あまりに凄惨な記憶に、戦後、多くを語ることなく亡くなった人も数多く、消せない記憶にいまだに苦しんでいる人もいます。
広島平和記念資料館には、今日でも被爆者やその遺族の方々から、大切に守ってきた遺品や資料、被爆の惨状を描いた絵や写真が寄せられています。
令和2年度(2020年(令和2年)4月~2021年(令和3年)3月)は、307点が寄贈されました。
この中から会場では、100点を紹介します。
「もう決して、戦争や原爆で辛い思いをする人がないように」、この切なる願いのこもった遺品を前に平和を築く一歩を踏み出していただくことを願ってやみません。
◇ 期間 | 令和4年(2022年)3月17日(木)~ 令和5年(2023年)1月 |
◇ 場所 | 広島平和記念資料館 東館地下1階 特別展示室 |
◇ 入場無料 |
【お問い合わせ】 | 広島平和記念資料館 学芸課/ TEL(082)241-4004 |