ニカラグア訪問及び第78回全米市長会議冬季会議出席

加盟都市が急増した中米ニカラグアを訪問し「2020ビジョン(核兵器廃絶のための緊急行動)」への今後の更なる協力を要請するとともに、 平和市長会議の活動に賛同し5回の支持決議を行っている全米市長会議の冬季会議(ワシントンDC)に出席し、 NPT再検討会議の成功に向けた都市の力の結集を呼びかけるとともに、米国政府に対し、核兵器のない世界の実現に向けNPT再検討会議で主導的な役割を果たすよう働きかけました。

1月16日(土)から18日(月)
ニカラグアの首都、マナグア市をはじめ、レオン市、エステリ市、マタガルパ市を訪問しました。 それぞれの都市では、市長たちと意見交換をしたほか、「市の鍵」贈呈式に出席しました。
  また、レオン市では、旧レオン市から新レオン市への移転400周年記念式典に出席しました。 式典では、国民的詩人の名を冠し、国内外の文化貢献者に与えられる同国最高の栄誉である「ルーベン・ダリオ文化独立勲章」の授与式も開催され、オルテガ大統領から秋葉市長に対し、勲章が授与されました。 秋葉市長は、各訪問先でスピーチを行い、世界の多くの都市が困難な歴史を共有していることや、各都市の努力が3度目の原爆使用を防いでいることに謝意を述べると共に、2020年までの核兵器廃絶に向け、世界の指導者たちと協力していこうと呼びかけると、大きな賛同を受けました。
ルーベン・ダリオ文化独立勲章授与式でのオルテガ大統
領と秋葉市長
18日には、オルテガ大統領御夫妻と面会し、平和市長会議の活動の説明や協力をお願いすると、 大統領は、原爆の話は子どもの時から聞いており、是非日本を訪問したいと考えていることや、ニカラグアとして核兵器廃絶の実現に向け協力したいと述べられました。

1月20日(水)から22日(金)
ワシントンDCでの全米市長会議冬季会議に出席し、ミシェル・オバマ大統領夫人の講演を傍聴したほか、 秋葉市長は挨拶で、米国の市長が地球的な問題解決のために世界を先導してきたこと、平和市長会議の加盟促進の上でも米国が重要である旨を述べ、 NPT再検討会議までに加盟都市を5,000に増やすための協力を要請しました。 また広島・長崎にオリンピックを招致する可能性を検討していることも紹介し、核兵器のない平和な世界を子供たちに残していくため共に努力しようと呼び掛けました。 さらに、オバマ大統領とホワイトハウスで面会し、秋葉市長が「ぜひ、広島に来てください」と声をかけると、大統領は「行きたいと思います」と返事をされました。 そのほか、国会議員や政府高官とも面会し、核兵器廃絶に向けた取組についての意見交換を行いました。


(平和連帯推進課)

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