ミネソタ州立大学の「広島・長崎講座」現地学習
広島の若い世代との交流で学ぶ

3月15日(月)〜17日(水)、米国・ミネソタ州立大学ムアヘッド校の学生13名が、2006年、2008年に続き、3回目となる広島での現地学習を実施しました。

この講座は同校が開設している「海外学習講座」の1つで、被爆地広島への訪問を通して新旧の日本文化に触れるとともに、平和問題について学ぶというものです。
  広島での滞在期間中、一行は、広島平和記念資料館や国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の見学、 被爆体験証言者による被爆証言の聴講、 広島平和研究所の研究員との意見交換会、 平和記念公園内を巡るフィールドワークなど、様々な内容の平和学習を受講しました。
  中でも特筆すべき点は、今回ミネソタ州立大学側から、広島の若者と交流して彼らの考えを聞きたいという要望があり、 安佐南区(あさみなみく)の広島市立高取北(たかとりきた)中学校の訪問や、地元大学生との意見交換会を実施したことです。
  広島市立高取北中学校では、はじめに全校生徒250名が体育館で12グループに分かれ、 各グループで、米国学生を中心に、オバマ大統領のプラハ演説の一部を英文で読むという授業を行いました。 授業の最後に、それぞれのグループ代表が全校生徒の前で練習成果を発表しました。
  その後はそれぞれの教室に分かれ、米国学生が映像や写真によって楽しく米国文化を紹介しました。
  また、日米大学生による意見交換会では、広島経済大学、広島市立大学の両大学から11名の参加があり、 4つのグループに分かれて「なぜ原爆が投下されたのか」、「若い世代が平和な世界を目指して何をすべきか」などのテーマで活発な意見交換を行いました。
広島市立高取北中学校での授業の様子
  現地学習終了後も日米の学生らは引き続き交流を深めました。

(平和連帯推進課)

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