バングラデシュNGOメンバーの受け入れ
―教育現場などで実地研修―
当センターは、次代の国際交流・協力活動の担い手を育成するため、 平成13年度より市内に通勤通学する青少年をバングラデシュに派遣する「青少年国際交流・協力スタディーツアー」を実施しており、これまでに8回、計97名を派遣しています。
  このスタディーツアーでは、広島からの支援で設立された小学校や幼稚園を現地で運営するほか衛生環境の向上など幅広い活動を行っているNGO団体PHALS(パールス)がサポートしてくれています。
  平成21年度には、広島からの支援をより効果的なものにするため、このパールスのメンバー4名を広島に招へいし、 日本の実情調査や広島でバングラデシュの支援を行なっている団体との協議の機会を提供しました。
  来広したパールス代表のアブ・ムルシュッド・チョウデュリー氏ほか一行4名は、平成22年1月31日(日)から2月11日(木)までの12日間、広島に滞在し、 平和記念資料館やマツダ宇品工場、廃棄物処理施設の見学のほか、小学校、幼稚園の訪問、お好み焼き体験、市民団体との協議などを行いました。
  平和記念資料館では核兵器廃絶、世界平和に向けた広島市の施策について学ぶとともに、被爆体験証言者の講話を通じて被爆の実相について理解を深め、平和を求める思いが高まったようでした。
  幼稚園、小学校などの教育現場や、障害者自立支援施設及び西部リサイクルプラザでは、バングラデシュでも容易に実践できそうな事について、熱心に担当者に質問していました。
幼稚園を訪問して園児と交流
  支援団体との会合では、これまでの支援を総括するとともに、今後の支援内容について双方の要望を出し合いながら熱心に議論し、 また、メンバー来広を知ってわざわざ駈けつけられた団体と新たな支援について打ち合わせもできるなど、今後に向けて大変実り多い機会となりました。 ちょうど日本でも一番寒い時期にあたり、また、不慣れな環境から若干体調を崩したメンバーもいましたが、 バングラデシュ支援者の皆さんの手厚い協力により無事に旅程を終えて帰国されました。
  当センターでは支援団体の皆さんと連携を図りながら、今後も、より良い国際交流・協力事業を実施してまいります。

(国際交流・協力課)

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