平成21年度 『資機材の供与』
中古ごみ収集車を寄贈
国際平和文化都市を都市像として掲げる広島市は「つくりだす平和」の一環として都市レベルの国際協力を推進し、アジア地域の平和と発展に寄与することを目的に、被爆50周年にあたる平成7年度に「ひろしま国際協力基金」を創設しました。
  平成8年度からは、この基金の運用益を活用して、アジア地域の自治体から毎年研修員を受け入れると同時に、中古作業車両などを寄贈しており、当センターは保有するノウハウを活かして寄贈にかかる業務を広島市から受託しています。
  平成21年度は、平成20年度に受け入れた研修員の派遣元である南アジアの国、ブータン王国のティンプー市に、中古ごみ収集車1台と、その関連部品を寄贈しました。
  今年度の寄贈車両は、平成9年から平成21年8月まで中区内でごみ収集をした車両です。
  長年の使用により激しく傷んだ車両を、限られた予算で効率的に整備することは大変な労力を要しますが、 自動車整備の資格を持ち、長年本業務にたずさわっている職員の指揮の下、車両の機械系統、内外装などの整備、修復を入念に行いました。
  寄贈にかかる諸手続きの実施後、車両を載せた船は平成22年2月5日(土)に広島港を出港、 神戸港、インドのコルコタ港を経由し、コルコタ港からは陸路を自走してティンプー市に向かい、3月24日(水)、同市に到着しました。
  現地では、市関係者が早速車両の試運転などをして、本格使用に備えました。 前年度に研修員として広島市を訪れ、今回の寄贈について両市の連絡調整役を務めた、ティンプー市職員のテンジン・ジャムショーさんからお礼の連絡がありました。
  なお、本事業はこれまでに7ヵ国9都市へ、中古の消防車、バキューム車及びごみ収集車を計19台、また、これら車両の交換用部品を寄贈しています。
寄贈した車両とティンプー市職員の皆さん

(国際交流・協力課)

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