平成21年度
海外からの来訪者が発信するメッセージ
広島平和記念資料館には毎年、海外から著名な方々が訪問され、平和への思いを芳名録に記帳されています。 2009年度に訪問された方々のメッセージを一部、紹介します。(敬称略)
2009年5月14日
セッラパン・ラーマナータン・ナザン(シンガポール共和国大統領)
「被爆地ヒロシマへの訪問は、私たち代表団にとって感動的な経験でした。私たちはヒロシマの痛みを感じています。この痛みが人々の記憶の中に生き残り、ヒロシマを超えて人類に対する警告者となることを願います」

2009年8月5日
マハティール・ビン・モハマド(マレーシア元首相)
「この資料館は、あらゆる人々に現代の戦争の脅威を思い出させるため、多大な努力をされています。展示を見た人々が平和の必要性を認識することを望みます。このような悲劇が決して人類により人類に対し行われることのないよう祈ります」

2009年8月7日
ミゲル・デスコト・ブロックマン(第63回国連総会議長)
「1945年8月6日の残虐行為を引き起こした人間の放漫さにより犠牲となった無実の人々すべてに、心からの愛と連帯を捧げます。私たち皆が、地球上の核兵器全廃に向かう精神的な強さを、彼らの犠牲の中に見出すことを願います」

2009年12月12日
アブドゥル・ハミッド(バングラデシュ国会議長)
「広島の歴史を伝えるこの資料館を見学し、非常に感動しました。私たちの意識に訴えかけ、平和へと駆り立てるものです。広島の惨禍を伝えるために苦労された方々に感謝申し上げます。深い敬意を表して」

2010年2月7日
マフムード・アッバス(パレスチナ自治政府大統領)
「1945年8月6日は人類にとって忘れられない日となりました。人間の悪意の部分は、破壊と暴力を起こし得るということが証明されたのです。私を含めパレスチナ国民は、広島と長崎に起きたこの惨禍に対し、大変心が痛んでいます。人類が破壊し、文明にも汚名をつけたのです。我々は日本の国民に起こった出来事を悼んでいます。この国民に対し行われた大きな犯罪を悼み、このような出来事が繰り返されないことが大切だと感じています。
  我々がこの経験から学び、訴えていかなければならないことは、世界は平和で安定な状況になければならないということです。そのためには、核兵器および大量破壊兵器のない世界の実現が大変重要なことです。今回は、私にとって初めての広島訪問でした。ここから日本国民の努力と意志に敬意を表したいと思います。廃墟から復興へ、そして、このような経済大国を成し遂げたことに対し、深い尊敬の念を抱いております」

2010年2月12日
ワンガリ・マータイ(ノーベル平和賞受賞者)
「広島・世界に平和が広がりますように」

2010年3月19日
ジョゼ・ラモス・ホルタ(東ティモール大統領/ノーベル平和賞受賞者)
「原爆による犠牲者、また、第二次世界大戦で犠牲となったアジアから欧州すべての人々へ哀悼の意を表します。人類が決して再びこのような残虐行為を目撃することのないよう、ヒロシマが人々の記憶の中で生き続けることを願います」
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