「日本語ボランティア養成講座(下期)」 の開催
 様々な国籍の外国人市民が増加し、定住化が進む中、外国人市民が地域住民との交流を深め、地域活動へ参加できるようにするための環境づくりが必要となっています。 こうした中、地域の日本語教室は、外国人市民の日本語学習支援にとどまらず、地域住民との交流の場にもなっています。
 そこで、日本語教室活動の支援の一環として、地域日本語教室のボランティアを養成するために、全5回の講座を開催しました。 定員を大幅に上回る申込みがある中、先着の30人が受講しました。 受講者は熱心に日本語ボランティア活動の基礎を学びました。
 第1回目から第4回目までは、日本語教師の三島(みしま)佳代子(かよこ)さんをお迎えし、日本語学習支援の基礎を学びました。
 1月25日(木)、第1回目は、日本語教室がどういったところなのかについて学びました。 また清水(しみず)レイデさんによる日本語学習体験談を通して、学習者の立場に立った支援について考えました。
 2月1日(木)、第2回目は、発声練習から始まりました。 正しい発音で丁寧に話す努力をする心得を学びました。 さらに、国語と日本語の違いを学び、日本語文法の基礎に触れました。
 2月8日(木)、第3回目は、「やさしい日本語」について学びました。 グループに分かれて「やさしい日本語」で自己紹介をしたり、日常会話を「やさしい日本語」に言い換えたりする練習をしました。
 そして、最終日の2月15日(木)、第4回目では、異文化コミュニケーションについて考えました。 客観的に違いを理解し、受け入れる心掛けの大切さを学びました。 後半では、絵カードなどの教材を使った教え方を学ぶワークショップを行いました。 続く最終回では、ボランティアを募集している市内の日本語教室の代表者が集まり、教室紹介を行いました。 今後の活動の希望調査では、回答者全員が、今後日本語ボランティアとして活動したいと回答しました。
三島佳代子講師のワークショップの様子

(国際交流・協力課)

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