「国際平和シンポジウム」の開催
 7月27日(土)、本財団と広島市、朝日新聞社の共催により、「核兵器廃絶への道~大国の暴走を許さない~」をテーマに、国際平和シンポジウムを広島国際会議場で開催しました。
 最初に、広島県尾道(おのみち)市出身で戦争と広島の原爆を描く映画「海辺の映画館―キネマの玉手箱」を制作した大林(おおばやし)宣彦(のぶひこ)監督と尾道市因島(いんのしま)出身のタレント(あずま)ちづるさんが「平和の(とりで)を築きましょう」と題して特別対談を行いました。 大林監督は「映画で過去は変えられないが、未来は変えることができる。子どもたちに映画を通じて戦争の愚かさを知ってほしい」と語り、東さんは「平和を祈る、願うのではなく、自分で考え、言葉にして行動することが平和をつくる第一歩」と述べました。
 基調講演では、元外務省主任分析官で作家の
基調講演を行う大林宣彦監督とタレントの東ちづるさん
佐藤(さとう)(まさる)氏が登壇し、一進一退を繰り返す核軍縮の歩みを振り返り、「核大国の指導者に対話を促すことが重要である」と述べました。
 続くパネルディスカッションでは、佐藤氏のほか、米ハーバード大学法科大学院ボニー・ドチェルティ講師、国際協力機構(JICA)荊尾(かたらお)(はるか)技術協力専門家、大阪女学院大学大学院の黒澤(くろさわ)(みつる)教授が、核時代のリスク、北朝鮮やインドの核などの国際情勢の行方、核兵器廃絶に向けて高まる市民社会の役割等について語り合いました。

(平和連帯推進課)

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