和文機関紙「平和文化」No.205, 令和2年11月号

被爆75年の取組 “No more Hiroshima! No more Nagasaki!”

メッセージビデオを配信

 被爆75年の今年、平和首長会議では、世界中の人々に核兵器廃絶への思いを共有してもらうため、広島・長崎市の被爆者や市長、国連、各国政府、NGO、平和首長会議役員都市の代表23人の方々にご協力いただき、メッセージビデオ “No more Hiroshima! No more Nagasaki!” を作成し、7月20日にインターネット上に公開しました。
 平和首長会議の加盟都市や関係団体のネットワークを活用し、このメッセージビデオを幅広く拡散することで、核兵器廃絶に向けた国際世論の拡大を目指しています。
 現在までに、8月6日の平和記念式典に参列するために広島市を訪れた各国大使等に視聴していただいたほか、平和首長会議の専門委員により、米国で8月6日及び9日に開催された核兵器廃絶へ向けたオンラインイベント “#Stillhere: 75 Years of Shared Nuclear Legacy” でも放映されました。
 メッセージビデオは https://youtu.be/DOO4IIrZ7Ow からご覧いただけます。
 

平和教育ウェビナーを開催

 平和首長会議の加盟都市において、次代を担う青少年が平和への思いを受け継ぎ、主体的に活動していくよう促すため、8月4日に平和教育ウェビナー(オンラインでのセミナー) “No more Hiroshima! No more Nagasaki!” ―次代の平和活動を担う若者たち―を開催しました。
平和教育ウェビナーの様子

平和教育ウェビナーの様子

 ウェビナーでは、まず専門家による「現下の核兵器を巡る国際情勢」についての講義を聴講し、続いて広島・長崎で活動する青少年と、過去に平和首長会議の「青少年『平和と交流』支援事業」に参加した5都市の青少年たちが、それぞれの都市で行っている平和活動や平和への思いについて発表しました。 各発表後には、10か国17都市から参加した聴講者たちが質疑応答を通じて発表者と意見交換を行いました。
 当ウェビナーの模様はインターネットで同時配信され、多くの方々に視聴していただきました。 同時配信を録画した動画は、青少年の平和活動への主体的な参画を促すために、平和首長会議のウェブサイトで公開しています。
(平和首長会議・2020ビジョン推進課)
 
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