今年度、本財団は被爆体験証言者35人及び被爆体験伝承者149人を委嘱しました。
4月9日(金)に開催した委嘱式は、新型コロナウイルス感染防止策として密を避けるため、証言者、伝承者の順で時間を分けて行い、証言者29人、伝承者71人の出席がありました。
昨年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて委嘱式が中止となったため、2年ぶりの開催となりました。
被爆体験証言者は、修学旅行や平和学習で広島を訪れる団体などに対し、自身の被爆体験や被爆の実相を伝える被爆者の方々です。
平均年齢が85歳を超え、身体への負担も大きい中、平和への思いを伝えたいと活動しておられます。
また、被爆体験伝承者は、証言者の被爆体験や平和への思いを受け継ぎ、伝えていく方々で、広島市が平成24年度(2012年度)から養成を始め、27年度(2015年度)から活動が始まりました。
(平和記念資料館 啓発課)