Yes!キャンペーン実行委員会活動報告 延本真栄子委員長に聞く
(平成22年5月11日)
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Yes!キャンペーンは平和市長会議が発表した『ヒロシマ・ナガサキ議定書』の今年5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議での採択を目指し、昨年7月から活動してきましたが、今年6月に実行委員会としての活動を終える予定です。
具体的な活動内容としては、全国の自治体を巡って『ヒロシマ・ナガサキ議定書』への賛同を集めるキャラバン隊と、
それを支える『ヒロシマ・ナガサキ議定書を読む絵本』の制作販売を行ってきました。
キャラバン隊は1,751の自治体の内、6割強にあたる1,159の自治体の首長の方々から署名を集めました。
時には訪問先の首長様が活動に理解を示し、カンパして下さったり、訪問した被爆者に「職員に被爆体験を聞かせてほしい」と講演を依頼されたこともあり、大変励みになりました。
また、民間の活動としては大変稀なことですが、本年4月22日には、集まった署名を武正公一外務副大臣にお会いして直接手渡すことが出来ました。
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キャラバン隊の活動費は『ヒロシマ・ナガサキ議定書を読む絵本』の売り上げでまかなわれました。
この絵本は議定書の内容を小さな子供にも分かりやすく解説するもので、
イラストレーターの黒田征太郎さんの協力のもとに作成され、キャンペーン事務局がワンコイン(500円)で手売りしています。
予想を超えて様々な方々に興味を持って頂き、これまで17,000冊以上のご希望がありました。
さて、本番のNPT再検討会議では、残念ながら議定書が採択されることはありませんでしたが、
5月4日の各国一般演説での日本の演説にて、福山哲郎外務副大臣が「ヒロシマ・ナガサキ議定書」について言及しました。
これは4月22日に行った申し入れの成果だと考えています。
NPT再検討会議期間中は現地のニューヨークでも様々なイベントを行いました。
詳しくは こちらのホームページ>> をご覧ください。
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ヒロシマ・ナガサキ議定書を読む絵本
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