〜 ヒロシマの心を伝える 〜
米大学生が被爆地で現地学習
本財団は、被爆体験を若い世代に伝えるため、世界の大学での「広島・長崎講座」の開設・普及に取り組んでいます。
  この一環として、被爆地での現地学習のため、5月に米国のインディアナポリス大学の大学生・教員あわせて11人、 6月に米国のセントラルコネティカット州立大学の学生・教員あわせて14人が、それぞれ広島を訪れました。 一行は本財団の協力で被爆の実相を学び、核兵器の廃絶と世界恒久平和を目指す「ヒロシマの心」について理解を深めました。
インディアナポリス大学
一行は5月11日(火)から13日(木)まで広島で初めて学習しました。
  11日、広島平和記念資料館、平和記念公園、旧広島市民球場の折り鶴展示などを見学。
  12日午前、松島圭次郎(まつしま けいじろう)氏の被爆体験証言を聴いた後、原爆記録映画『マッシュルーム・クラブ』を鑑賞。 午後は、広島城・中国軍管区司令部跡・縮景園(しゅっけいえん)と、放射線影響研究所の2グループに分かれて見学し、夕方には広島の大学生と交流を行いました。   13日、原爆詩朗読を聴くとともに自作の詩を披露した後、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館を見学しました。
インディアナポリス大学一行と松島氏(被爆証言後)
セントラルコネティカット州立大学
一行は6月3日(木)から5日(土)まで広島で学習しました。
セントラルコネティカット州立大学一行(平和記念公園を見学)
  3日、松島圭次郎氏の被爆体験証言を聴いた後、広島平和記念資料館と平和記念公園を見学。 続いて、原爆詩朗読を聴き、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館を見学。
  4日午前、広島平和研究所を訪問し、田中利幸(としゆき)教授による講義を受けました。 午後は引率の友田静子(ともだ しずこ)教授の母校、舟入(ふないり)高校を訪問。 校内見学の後、国際コミュニケーションコースの授業で友田教授のスピーチを聴き、同コースの生徒達と一行がグループに分かれてディスカッションを行いました。 また、放課後は演劇部の生徒との交流会を行いました。
  5日の午前は旧日本銀行広島支店、袋町(ふくろまち)小学校平和資料館、旧広島市民球場の折り鶴展示などを見学。 午後、笠岡貞江(かさおか さだえ)氏の被爆体験証言を聴いた後、 広島市立大学、広島経済大学等の学生と、ドイツ、カザフスタンからの留学生も交え、 15年戦争の中で広島原爆をどう捉え、記憶・継承するか、をテーマにしたディスカッションを行いました。 若い世代同士で会話も弾み、大変有意義な交流を持つことができました。

(平和連帯推進課)

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