平和への思い育む夏のキャンプ
|
本財団では三滝少年自然の家と似島臨海少年自然の家との共催で、
小学4年生から中学3年生までを対象に、「こども平和キャンプ」を開催しています。
8月2日から4日にかけて行われた今年のキャンプには、小学生45名、中学生5名の参加がありました。
|
期間中は、広島平和記念資料館をヒロシマピースボランティアとともに見学し、被爆の実相や原爆の怖さなどについて学んだほか、
戦時中の食事体験として折免 滋君の弁当(資料館に展示してある黒こげになった弁当を再現したもの)を食べました。
また、被爆体験証言を聞き、ボランティアとともに公園内の碑めぐりをしました。
特に参加者に好評だったのが、被爆ピアノコンサート、海水プール、バウムクーヘン作りでした。
被爆から65年を経た現在でも綺麗な音色を響かせるピアノに、感動を覚えた参加者が数多くいました。
また、友達と協力しながら丹念に焼き上げたバウムクーヘンのおいしさと、団結して作る喜びを味わいました。
似島がバウムクーヘン発祥の地となった歴史についても学びました。
|
資料館での展示解説に耳を傾ける参加者
|
参加者にとって夏の思い出の1ページになるとともに、戦争と平和を考える良い機会になりました。
また、キャンプ終了後、20人が、平和への気持ちを胸に平和記念式典に参列しました。
キャンプで生まれた友達とのきずな・平和への思いを、これから先、大きく育んでいってくれることを願います。
|
|
(平和記念資料館啓発担当) |
|