被爆65年目の8月6日(金)、広島市の平和記念公園で、市主催の「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」(平和記念式典)が行われ、遺族ら約55,000人が参列して犠牲者の冥福と恒久平和を祈りました。
式典は午前8時に始まり、最初に秋葉忠利
(あきば ただとし)広島市長と遺族代表2人が、この1年間に亡くなったことが確認された5,501人の氏名が記帳された2冊の原爆死没者名簿を、原爆死没者慰霊碑の中の奉安箱
(ほうあんばこ)に奉納しました。
これで名簿登録者総数は269,446人、名簿総数は97冊となりました。
また、この名簿とは別に、新たに4名の氏名が記帳されて名簿登録者総数が8名となった、長崎原爆死没者名簿(広島奉納希望者)1冊を奉納しました。
続いて藤田博之
(ふじた ひろゆき)広島市議会議長の式辞、各代表による献花の後、原爆が投下された8時15分に遺族代表の石川典宏
(いしかわ のりひろ)さんと子ども代表の椎木咲来
(しいぎ さくら)さんが平和の鐘をつき、参列者全員が1分間の黙祷
(もくとう)を捧げました。
この後、秋葉市長が「平和宣言」を行い、「全ての被爆者が『生きていて良かった』と心から喜べる、核兵器のない世界を一日も早く実現することこそ、私たち人類に課せられ、死力を尽して遂行
(すいこう)しなくてはならない責務である」と力強く訴えました。
昨年4月のオバマ米国大統領のプラハ演説や、今年5月の核拡散防止条約再検討会議の最終文書採択などにより、世界的に核兵器廃絶への期待が高まる中で行われた今回の式典には、41都道府県の遺族代表をはじめ、内閣総理大臣、広島県知事、国際連合総会議長、そして初参列となる国際連合事務総長や核保有国の米国、英国、仏国の大使を含む、過去最多の74ヵ国の代表が出席しました。
「あいさつ」の中で、潘基文
(パン ギムン)国際連合事務総長は、核兵器がなくなる日まで燃え続ける平和の灯
(ともしび)にふれ、“被爆者の方々が生きているうちに、皆でヒロシマの炎を消し、希望の光へと変えましょう”と、核のない世界の実現を呼びかけました。
式典で読み上げられた「平和宣言」「平和への誓い」の全文は
広島市ホームページから閲覧できます。