和文機関紙「平和文化」No.176, 平成22年10月号

英語で学ぶ「ヒロシマ」

 平和記念資料館では、原爆被害に関する基礎知識と英語による表現方法について学ぶ「英語で伝えようヒロシマセミナー」を実施しています。 受講者が外国人と交流するときに、広島の原爆被害の状況を的確に伝えることができるようになることを目的として、平成18年度に開始しました。 留学を予定している高校生を主な対象とした「高校生の部」と、海外渡航の予定や、ホームステイなどで外国人を受け入れる機会のある一般市民を対象とした「一般の部」を開催しています。
 平成22年5月23日(日)・7月25日(日)に開催された「一般の部」では、合計約120名がセミナーを受講しました。
 各セミナーの前半部分では、米国出身の英語教員クレィグ・ネヴィットさんが講師を務め、「今でも広島は放射線に汚染されているのか」など、広島の原爆投下について外国人からよく寄せられる質問に対し、英語で簡潔に答える方法を説明しました。
 第1回セミナーの後半部分では、本財団のスティーブン・リーパー理事長が、5月に開催されたNPT(核拡散防止条約)再検討会議の結果を踏まえ、世界の核兵器の現状について講演しました。
7月25日ワークグループの様子

7月25日ワークグループの様子

 第2回セミナーの後半部分では、広島の原爆投下や平和記念公園の慰霊碑に関する質問に対して、回答案をグループごとに英語で考えてもらうグループワークを行いました。 参加者は、「被爆者の人々はアメリカ人に対してどんな感情を抱いているのでしょうか」等の質問について、ネイティブスピーカーのボランティアの助言を受けながら回答を作成していました。
 セミナー終了後、「このようなセミナーに参加することにより、広島を訪問する外国人の方々に平和に関する意識を高めてもらう手助けができるようになりたい」、「グループワークでは、いろいろな人の意見を聞くことができて有意義だった」等の感想が寄せられました。

(平和記念資料館 啓発担当)

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