世界各国の若手外交官へ「ヒロシマの心」を伝える
各国政府の軍縮専門家の育成を目的とする国連軍縮フェローシップ計画の参加者(25ヵ国)一行が 平成23年9月23日(金)から9月25日(日)まで広島市を訪れ、視察やセミナーを通して被爆の実相や「ヒロシマの心」について学びました。
  同計画は国連が1979年から実施している研修事業で、広島市には1983年から毎年訪れており、これまでに約750人の参加者が来広しています。
  23日(金)夕方、広島に到着した一行は歓迎レセプションに出席し、松井一實広島市長をはじめ、被爆証言者など地元参加者と交流しました。
  翌日、一行は原爆ドームや原爆の子の像の見学、原爆死没者慰霊碑への献花を行うとともに、広島平和記念資料館、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館を見学しました。
原爆ドームを訪れた参加者たち
午後からは、スティーブン・リーパー本財団理事長による平和市長会議についての説明、 映画『ヒロシマ・母たちの祈り』の鑑賞、 外務省から「非核特使」の委嘱(いしょく)を受けた松島圭次郎(まつしま けいじろう)氏の被爆体験の聴講など充実した広島での研修プログラムを体験しました。
  参加者からは、「被爆者の立場で原爆による悲劇を詳細に伝えてくれる、非常によくまとめられたプログラムだ。」 「平和市長会議は世界平和を願う全人類が支持しなければならない重要なイニシアチブである。」 「私は自国の政府にこの経験を伝え、将来核兵器廃絶に向け、より一層大きな役割を果たしたい。」等の声が寄せられました。

(平和連帯推進課)

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