元広島平和記念資料館長 高橋昭博さんを偲ぶ
昨年11月2日、被爆者で元広島平和記念資料館長の高橋昭博さんが逝去されました。享年80歳でした。
  高橋さんは旧制中学の2年生だった14歳の時、爆心地から1.4キロメートルの校庭で被爆。 数々の後遺障害に苦しみながらも、昭和26年から広島市職員として勤務し、 昭和54年に平和記念資料館長に就任、昭和58年に広島平和文化センター事業部長に就任し、広島市の平和行政に深く携わってこられました。
また、被爆後10年を迎えた広島で開催された第1回原水爆禁止世界大会で初めて世界に向けて被爆体験証言を行い、 その後も国内外で証言活動を行いながら、粘り強く核兵器廃絶を訴えられました。 昭和46年からは平和記念公園を訪れる修学旅行生らに被爆体験を語る「語り部」の中心となって活動され、被爆体験の継承に力を尽くされました。
  高橋さんのご生前のご功績を偲び、心よりご冥福をお祈りいたします。
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