和文機関紙「平和文化」No.179, 平成24年1月号
被爆者の体験や平和への思いを伝える

被爆66周年 平和記念式典

 被爆66年目の8月6日(土)、広島市の平和記念公園で、市主催の「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」(平和記念式典)が行われ、遺族ら約5万人が参列して犠牲者の冥福と恒久平和を祈りました。
 式典は午前8時に始まり、最初に松井一實(まつい かずみ)・広島市長と遺族代表2人が、 この1年間に亡くなったことが確認された5,785人の氏名が記帳された3冊の原爆死没者名簿を、原爆死没者慰霊碑の中の奉安箱(ほうあんばこ)に奉納しました。 これで名簿登録者総数は275,230人、名簿総数は100冊となりました。 また、新たに1名の氏名が記帳されて名簿登録者総数が9名となった、長崎原爆死没者名簿(広島奉納希望者)1冊を奉納しました。
 続いて木島丘(きじま たかし)広島市議会議長の式辞、各代表による献花の後、原爆が投下された8時15分に、遺族代表の中根(なかね しのぶ)さんと こども代表の田中翔太(たなか しょうた)君が平和の鐘をつき、参列者全員が1分間の黙祷(もくとう)を捧げました。
 この後、松井市長が、初めて被爆者の体験談を盛り込んだ「平和宣言」を行い、「今こそ私たちが、全ての被爆者からその体験や平和への思いをしっかり学び、次世代に、そして世界に伝えていかなければなりません」と力強く訴えました。 また、東日本大震災により亡くなられた方々に哀悼(あいとう)の意を表すとともに、福島第一原子力発電所の放射能漏(も)れ事故を受けて、国にエネルギー政策の見直しを求めました。
 平和宣言の後、こども代表の福原真拓(ふくはら まさひろ)君と 藤田菜乃歌(ふじた なのか)さんが、「今を生きる人間として、夢と希望があふれる未来をつくるために、行動していくことを誓います」と、「平和への誓い」を読み上げました。
 「平和宣言」「平和への誓い」の全文は、広島市ホームページから閲覧できます。

(総 務 課)

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