和文機関紙「平和文化」No.179, 平成24年1月号
市民が描いた原爆の絵

「助けて!―原爆被災直後の救援救護―」

 昭和49年(1974年)にNHK広島放送局に被爆者から寄せられた1枚の絵がきっかけとなり、同放送局の呼びかけで市民から2,225点の絵が寄せられ、後に平和記念資料館に寄贈されました。 平成14年(2002年)には平和記念資料館、NHK広島放送局及び中国新聞が「原爆の絵」を募集し、1,338点が寄せられました。 その後も「原爆の絵」は描かれ続け、今もなお寄せられています。 当館では、それらの中から毎年テーマを定め、作品を展示しています。
「もうすぐ楽になるからね」/作者 加藤義典さん

「もうすぐ楽になるからね」
作者 加藤義典(かとう よしのり)さん

 壊滅(かいめつ)した街には、生死のはさざまで助けを求める人々、わが身を構わず救助をする人々、大切な人を捜し求める人々の姿がありました。 また、学校や電車通りなどには負傷者があふれ、そこでも多くの人々が亡くなっていきました。
 これらの絵には、それまでの日常を一変させられた人々の苦しみや悲しみが描かれています。 絵を通して、原爆被害の実相をご理解いただき、被爆者の思いを感じていただければと思います。
「もうすぐ楽になるからね」/作者 加藤義典さん

「1キロの川ぞいの道に1,000人」
作者 若井澈(わかい きよし)さん

(広島平和記念資料館 学芸担当)

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